絵本学会

『絵本BOOKEND』2009(第6号)

[特集] 絵本表現の未来を切り開く10人


・荒井良二―決め付けない、押し付けない絵本 生田美秋
・酒井駒子―黒で描く、額縁の中に棲むこどもたち 宮崎詞美
・新宮晋―宇宙と交信、そして地球の声を聞く絵本 杉浦篤子
・スズキコージ―強烈な個性と摩訶不思議なスズキコージズキン 神戸洋子
・長谷川義史―「生命」を描く「なにわ人」 香曽我部秀幸
・アンソニー・ブラウン―子どもの不安と絵画表現 西村醇子
・キム・ジェホン―情感あふれる筆致で、社会の不条理を告発 大竹聖美
・ディヴィッド・ウィーズナー―映像的な表現による非現実世界の物語 駒田賢一
・ゲオルグ・ハレンスレーベン―かわいい!を生み出す画家 松尾春香
・ピーター・シス―思想の領域に立ち向かう絵本 中川素子

[口絵]
絵本フォーラム’08 絵本はエンタテインメント!?/
新刊座談会 絵本の最新動向/絵本原画展

[絵本フォーラム’08]
絵本はエンタテイメント!? 武田美穂・灰島かり・岩崎真理子・広松由希子・神谷友

■新刊座談会 絵本の最新動向
石井光恵・土屋智子・生田美秋

[絵本評論]
『はしれ、きかんしゃ ちからあし』ヘタウマ時代の絵本現象の中にいて「ちからあし」の二人の作者は、どのように自分たちが自分たちであろうとしたか 中川正文
『にいさん』五感で「読む」兄弟の光と影 神谷友
『あたらしい ともだち』ウンゲラーのあたらしい絵本 今田由香
『えんぴつくん』「なんてことない ちっぽけなえんぴつ」が紡ぎ出す豊かな物語 佐々木由美子

■座談会 絵本研究の動向―2008年 棚橋美代子・永田桂子・三宅興子

[海外の絵本研究動向]
アメリカの絵本研究をチェックする 三宅興子

[BOOK REVIEW]
・『茂田井武美術館記憶ノカケラ』 坂本淳子
・『赤ちゃんに絵本を読むということ―赤ちゃん絵本読書会 四年間の記録』 廣田真智子

[絵本周辺領域の動向]
・「医療現場」と絵本 大沼郁子
・絵本原画展―2008年 竹迫祐子
・2008年に開催された主要な絵本原画展と絵本作家の展覧会

[連載] 研究者のための絵本コレクションガイド
・第3回 大阪国際児童文学館 永田桂子
・創作者のためのワークショッププログラム
・第3回 デジタルアートワークから製本までの絵本制作 佐藤博一

絵本学会について

編集/絵本学会機関誌編集委員会
編集委員長/生田美秋
編集委員/加持ゆか・丸尾美保
装丁・口絵デザイン/加持ゆか
編集協力/朔北社
発売/朔北社
2009年6月30日発行
A5判 145ページ