『BOOKEND』第2号
身近で気軽に、アートに触れる場、絵本とミュージアム。
知られざる絵本の美術館と原画展の舞台裏を探る。
日本にはなぜ、こんなにたくさん絵本のミュージアムがあるのか?
そこではどんな活動が行われているのか?
絵本原画展は、誰がどのような企画をしているのか?
[表紙イラスト] 太田大八
■目次
[巻頭言]
・アートに触れる場 -絵本と美術館 今井良朗
・「先端を走る」絵本 -ブルーノ・ムナーリ"CAPPUCCETTO GIALLO" 中川素子
[カラーページ]
・絵本とミュージアム
[特集] 絵本とミュージアム
■シンポジウム
絵本と絵本美術館
二木六徳(イルフ童画館名誉館長)×大矢鞆音(安野光雅美術館館長)×いわむらかずお(絵本作家
、いわむらかずお絵本の丘美術館)×松本猛 (安曇野ちひろ美術館)
・私設ギャラリー開設記 黒井健
・能登川での原画展について 長谷川集平
・エンカウンター 村上康成
・絵本美術館に課せられたもの -現場からの報告 土屋芳春
・科学絵本の原画と薮内正幸美術館 飯野寿雄
・絵本原画展のはじまり 三宅興子
・時をつむぐ会の十年 -主婦たちの絵本原画展 続木美和子
■インタビュー
・好きなものを見せたい -「小さな絵本美術館」の活動
武井利喜、さとうわきこ
・絵本と絵本美術館 その現状と課題-刈谷市美術館を中心に 松本育子
・みんなボローニャがおしえてくれた 松岡希代子
・「ディック・ブルーナ展」のできるまで -企画立案から開催まで 今井美樹
・絵本、もうひとつの愉しみ-美術の絵本、美術館の絵本 大月ヒロ子
[絵本評論]
・軽やかな冗談感覚"The Happy Hocky Family!" 笹本純
・絵を読む楽しみ 「はたらきものの じょせつしゃ けいてぃー」 竹迫祐子
・ディテールが醸すリアリティとユーモア 「タンゲくん」 石井光恵
[書評]
・「初めて学ぶ 日本の絵本史ll -十五年戦争下の絵本」
「初めて学ぶ 日本の絵本史lll -戦後絵本の歩みと展望」 吉田新一
・「子供に伝えたい昔話と絵本」 生田美秋
・「動物絵本をめぐる冒険 動物-人間学のレッスン」 佐々木宏子
・「子どもはどのように絵本を読むか」 正置友子
[巻末データ]
全国絵本ミュージアムリスト
[奥付]
ブックエンド 第2号 2004年6月1日発行
発行 絵本学会
発売 フィルムアート社
印刷 三秀舎
製本 越後堂製本