絵本学会

『BOOKEND』プレ創刊号(HTML版)

BOOKENDは絵本学会責任編集によって、絵本学会会員と会員以外の絵本が好きな人たちと、絵本をさまざまな視点で考えていく本です。
 
絵本のための本

絵本に関する様々な視点
評論、対談、エッセイ
心地よい触覚
あったかい絵の折込
絵本の未来と可能性を
その世界を見つめながら
[BOOKEND]
 
[特集1] アートプレイブックについて     
 
ポンピドーセンターに子どものアトリエがある。
そこでは子供たちに向け様々なプログラムがされている。
なかでも、「アートプレイブック」は絵本の形態をとったシリーズ。
これらの本のディレクターでもあり、学芸員、ソヒィ―・ソフィー・  
キュルティルの話を中心に特集する.
 
 ・細部から全体絵
 ・芸術家たちの言葉に耳を傾ける
 ・読者を巻き込んで
 ・印刷の利点を生かして
 ・イメージの価値
         etc.
<ソフィー・キュルティル講演より>
 
[特集2] 絵本と一緒にできること
 
絵本の世界が広がっている。絵本形態も多種多様になり手にとる人も子供から大人まで。絵本と一緒にいることで生まれてくるものが、たくさんある。絵本にしかできないこと、絵本だからできることはなにか.村中李衣さんと横山眞佐子に絵本を取り巻く問題と可能性についてお話を伺った。
 
■村中李衣 :梅光女学院短期大学部教授。作家であり研究者であり実践家であるという立場から新しい絵本評論を展開
■横山眞佐子:児童書専門店「こどもの広場」を経営。
子供と絵本の出会う可能性を広げる活動を行っている。
 
・三人のへいたろう 鼎談 宇野亜喜良×三原宏元×澤田精一
 
[特集3] 絵本の中でできること  
・子どもが楽しんでくれるのが一番 -山脇百合子:絵本作家
・古くて新しい -澤田精一:編集者
・子どもが歩いた後に道ができていた -片山建:絵本作家
 
[折込付録] 多岐多様 絵本の世界
 
絵本そのものは実に多岐多様、バラエティーに富んでいる。また、海外に目を向けてみると、「これが絵本」というような個性的なものが数多くあり、それらのなかからいくつか選んで紹介するまた、本誌に登場する作家にも注目する。
 
折込絵本 片山建・作
 
[エッセイ]
・父。堀内誠一のこと : 堀内花子
・イメージの再現 : たむらしげる
・そもそものはじまりは : 三原宏元
・インターネットで絵本について語る : 石川祥子
・『平行植物』に惹かれて : 岩崎清
・絵本をめぐって : 宇野亜喜良
 
[奥付]
 
ブックエンドプレ創刊号 2000年
 
発行 絵本学会
発売 株式会社フィルムアート社
定価 1400円+税