第4回日本絵本研究賞・日本絵本研究賞特別賞のお知らせ

絵本についての優れた論文・評論及び、著書の推薦を募集します。

１９９７年に創設された絵本学会は、創立２０周年を記念して、絵本研究や評論活動のさらなる活性化を図るため、日本絵本研究賞を創設しました。

第３回の日本絵本研究賞選考委員会に於いて、日本絵本研究賞のあり方についての抜本的な見直しが必要であるとの指摘を受けました。そのため、２０１９年度絵本学会総会に諮った上で日本絵本研究賞の開催を一旦中断し、日本絵本研究賞特別委員会及び絵本学会理事会において鋭意見直しの検討を行ってまいりました。

その結果、第４回より以下の通り変更し、新たにスタートすることといたしました。

１）優れた論文・評論を対象とする日本絵本研究賞のほかに、新たに著書を対象とする日本絵本研究賞特別賞を設けることにいたしました。
２）絵本学会の単独の主催とします。後援には公益社団法人全国学校図書館協議会他を予定し、今後さらに関連学会への依頼を行います。
３）作品の募集は、賞の選考対象期間内に発表された絵本研究から絵本学会会員による推薦（自薦及び他薦）によって行います。会員による推薦は毎年募集します。
４）一次選考は、会員による推薦（自薦及び他薦）をもとに日本絵本研究賞運営委員会（日本絵本研究賞特別委員会の名称を変更しました）が行います。一次選考は毎年開催します。
５）最終選考は、運営委員会の一次選考をもとに、選考委員会によって３年に一度行われ、入賞発表及び表彰は絵本学会大会で行うことにいたしました。第４回は例外的に２年分の論文、著書を対象としますが、第５回目以降は３年分の論文、著書を対象に３年に一度行います。

日本絵本研究賞・日本絵本研究賞特別賞は、論文、著書の作者が絵本学会会員であるか否かや論文の文字数の制限をなくし、対象期間内に発表されたすべての絵本研究の中から、最も優れた作品を選び、表彰いたします。絵本学会は、学会員の協力を得ることによりこの賞が日本の絵本研究と絵本学会の発展につながることを確信して、全力で取り組んでまいります。
会員の皆様のたくさんの推薦をお待ちしています。

◎主催　絵本学会　後援　公益社団法人全国学校図書館協議会ほか

◎賞の種類

日本絵本研究賞（以下研究賞とする）　絵本研究や評論活動に関するすぐれた論文に対して与えられます。今後に期待ができる意欲的な論文に対しては日本絵本研究賞奨励賞が与えられます。

日本絵本研究賞特別賞（以下特別賞とする）　絵本研究や評論活動に関する特にすぐれた図書に対して与えられます。

◎賞の対象

２０１８年１０月１日～２０２０年９月３０日の期間内に発表された、絵本についての研究論文や評論、報告（実践、調査報告）。＊ブログ、ＳＮＳ、個人的な趣の強い発表などは除きます。研究賞は、学会・大学・博物館・美術館の紀要、展覧会図録などに発表された論文、評論を対象とします。紀要などへの掲載回数や文字数は問いません。特別賞は、上記期間に発表された図書を対象とし、特に優れていると認められる場合に授与します。なお、対象作品の著者は絵本学会会員でなくてもかまいません。

◎推薦（自薦及び他薦）受付期間

２０２０年１１月１日（日）～１１月３０日（月）必着。

◎推薦宛先・問い合わせ先

〒４４８－０８５２　愛知県刈谷市住吉町４－５
刈谷市美術館内　絵本学会事務局

ＦＡＸ：０５６６－２６－０５１１
e-mail：office@ehongakkai.com

◎推薦資格

・絵本学会会員　２０２０年９月１日（火）時点で入会手続きが完了していることとします。
・研究賞は絵本に関する論文、評論、報告を、特別賞は絵本に関する図書を推薦いただけます。

◎推薦方法・推薦規程

・推薦に際しては下記から所定の書式をダウンロードしてください。送付先を明記した封筒には「日本絵本研究賞」と朱書きしてください。
・研究賞は、推薦される論文・評論・報告の著者名、タイトル、掲載誌、出版社、出版年月を明記し、200～300字程度の推薦理由を付け、コピー１部を添えてお送りください。特別賞の場合は著者名、出版社名、出版年月を明記し、200字～300字程度の推薦理由を付けてお送りください。図書の送付は不要です。
・自薦・他薦は問いません。
・それぞれについて、お一人で複数の推薦をすることが可能です。
・メールによる問い合わせの際には、「日本絵本研究賞」と但し書きをしてください。