日本児童文学学会12月例会のおしらせ
日本児童文学学会の12月例会を下記の通り開催いたします。どなたでもご参加いただけますので、興味のある方はぜひご参加ください。
記
日時 2023年12月9日(土)午後2時から4時
場所 Zoomを用いたオンライン開催
参加費 無料
下記の参加申し込みフォームで、事前申し込みをお願いします。折り返しZoomのご案内をお送りします。
(申し込みフォーム) https://forms.gle/x96xxK3ZLWEDN7248
内容
・発表1= 赤木由子『はだかの天使』における「天使」表象
―介助者・子ども・障害者を「天使」に象る現象の輻輳として―
小笠原未鮎(お茶の水女子大学大学院博士後期課程)
・発表2= 現代絵本における「行きて帰りし物語」の換骨奪胎
―ポストモダン絵本およびそれ以降の展開を中心に―
村田康常(名古屋柳城女子大学)
司会 = 土居安子(大阪国際児童文学振興財団)
・発表内容は、下記の通りです。
【発表1】
赤木由子『はだかの天使』(1969年)は障害児をめぐる社会問題を取り扱った画期的な児童文学とされるが、「天使」表象については批判や疑問がある。本発表では、同時代において「天使」表象を障害児に付与することには、どのような意義があったのかを考察していく。
【発表2】
本発表では、瀬田貞二が子どものための物語の典型的構造とした「行きて帰りし物語」の構造をもつ絵本を取り上げる。特に、1970年代以降にこの物語構造をベースにして絵本表現の幅を広げる様々な試みがなされていることを検討したい。
例会に関するお問い合わせは、下記までお願い致します。
東京例会担当、石井光恵・藤本恵
E-mail : jscl.tokyo@gmail.com
または、日本児童文学学会 事務局
〒400-8555 山梨県甲府市横根町888番地
山梨英和大学 井上征剛
E-mail : office@jscl.internet.ne.jp