内閣府「日本学術会議の在り方についての方針」に対する声明
英語圏児童文学会、絵本学会、日本児童文学学会はかねてより、日本学術会議の会員任命拒否の撤回を求める共同声明を発表してきましたが、2022年12月6日に内閣府が発表した「日本学術会議の在り方についての方針」には、「会員等以外による推薦などの第三者の参画」「日本学術会議会員の任期も踏まえ、できるだけ早期に関連法案の国会提出を目指す」といった見過ごすことのできない内容が含まれています。
そもそも政府は、2022年夏までにこの件に関しての方針を発表すると約束しながら、それを果たしていません。そこにこの唐突な改革のための法改正案提出です。
日本学術会議は、会長談話として「日本学術会議法改正に関わる今般の報道について」、また会長コメント「「日本学術会議の在り方についての方針」の公表について」を発表しましたが(2022年11月28日)、我々三学会はこれを全面的に支援するものです。学術会議の独立性を尊重し、学問の自由を堅持するために、これら関連法案の国会提出の中止を求めます。
2023 年2月13日
英語圏児童文学会理事会 会長 川端有子
絵本学会理事会 会長 藤本朝巳
日本児童文学学会理事会 会長 宮川健郎