絵本学会

2008年 絵本フォーラム

「絵本はエンタテイメント!?」報告:灰島かり(企画委員長)
 2008年度の絵本フォーラム「絵本はエンタテイメント!?」は、11月22日(土曜日)の午後1時より、高田馬場の日本児童教育専門学校に於いて、開催されました。今年は75名と、例年より多くの参加者があり、実り多い一日となりました。
 今年ゲストとしてお迎えしたのは、武田美穂さん。『となりのせきのますだくん』シリーズをはじめ多くの作品があり、子どもたちへの人気は抜群です。第一部は、企画委員会の広松由希子との対談の形で、武田美穂さんに自身の作品について、読者との関わりについて、また技法について、答えてもらいました。
 武田さんが、原画をたくさん持ってきてくださったので、会場の後ろではミニ原画展も同時開催。そのとなりでは、企画委員の神谷友の奔走で、武田さんのミニ作品展も開催され、参加者の皆さんから「お得感」があったとの感想をいただきました。
 今年初めての試みのお茶会では、参加者の皆さんにホッとくつろいでいただき、その後は第二部のラウンドテーブルとなりました。企画委員だった岩崎真理子に代わって依田和子氏に、ひとつのテーブルを主催してもらいました。あとのふたつは広松由希子と灰島かりが主催。ゲストの話を聞くだけでなく、絵本について語り合うという絵本学会の伝統(!)を守りました。くわしい内容については、後日「ブックエンド」に報告が掲載されますので、ご覧下さい。
 ご参加、ご協力いただいた大勢の皆さまに、心よりお礼申し上げます。

(NEWS No.35より抜粋)